pix by Misao Soma
もとから好きだったし、自分の声もそうなんですけど、ヴァイオリンの音色なんかがもとから向こうの...そういうのって何かわかんないんですけど、生まれつきなんですよ。生まれつきそういう匂いがあるんです。あるんです、というのは後で分かったことで自分では分かってなかったんですけど。だんだん人から言われるようになって「それどうやって勉強したんですか」とかって言われても、僕は勉強してないからね(笑)。だから、常味さんなんかとやるようになってある程度もう一回きちっとやりなおして...まあ独学と、ときどき海外行ったりなんかしてるのと、それから常味さんに聞いたりとかもっと友達でそういう研究してる人とかもいるんで...あとはやっぱり、音源ですね、現地の。
うーん...怒っているのは僕だけなので(笑)。僕自身もそうなんですけど、結局怒っている人がいても関係ないですから。要するに何故怒っているかというと、偏見かもしれないですけど、(世間が)受け売りとか世間の表面的な流れとかに流されている、という感覚しか僕は持っていないので。本来自分の魂の底から持っている自分の細胞の叫びみたいなものをもっと研ぎ澄まして、自分に問いただして欲しい。そのうえで僕の音楽が嫌いだったら嫌いでいいんです。それは十人十色だと思うので。みんなに好きになってもらおうとは思ってないんです。
そういう本当の自分が発見した、自分が求めている本当のものというのを、一人一人の人が、心から見つけて欲しい。それは多分その人の生き様とかにもつながっていくのでね。就職で悩んでいる人とか、会社で悩んでいる人とか、みんな多分同じことが言えると思うんだけど、自分だけのオリジナリティで新しいことをやっていくことが出来ると思うのでね。その「生きている意味」とか、まあきれいごとになっちゃいますけど「自分のいる意味」とかね、そういうことを、本当の奥底で感じとって欲しい。そんな感じかなあ。それが一番言いたいことですね。
それを見つけたら、またいろいろ言いたいこともあるんですけどね。見つけたらわかってくることもたくさんあると思うんです。例えば自然と人間のこととか、宇宙における人間の存在とか。それを言うとまた説教くさいというか、宗教くさいことになるので...僕は宗教は全然、関係ないですけど...ひいては「生物として地球に存在していることの必然性」とかもそれに通じていく、と思うんです。それに対して持っている僕の意見なんかもあるんですけど、そこまで今は押しつけるのはアレかもしれないですけどね。繰り返しになりますが、本当の自分の叫びを聴いて欲しいということですね。それは僕の音楽を通してでもいいし、他のことでもいいんですよ。映画でもいいし本でもいいし、人とのつきあいでも...だから僕のやっていることはそういうことに気付いて欲しい、考えて欲しいということのほんの一部になればいいな、ぐらいですかね。
割と怒りを感じているから、一貫した意見を持っているつもりでいますからね。どういう切り込みになっても多分こういうことになったと思います。だから多分、(このホームページの)内容を改めて行きたい時にまた具体的になったりとか、僕の好きなアーティストのこととか、好きな美術家のこととか、また回を増やしていけば。
('97.10.18 新宿PIT INNにて)
back to Keisuke Ohta Homepage